2012年10月1日月曜日

Xin Chao cooking class ⑤

特別講習~イタリアドルチェと軽食~

レシピや教室の場所は、著作権や個人情報により公開しません。詳細をお求めの方は、以下のウェブサイトを参照ください。

※ please note that this cooking class is run by an individual, thus I will not publish recipes due to the copy right and the location of the cooking class. If you have interest in this cooking class, please access to the website below. thank you.

http://home.att.ne.jp/alpha/VN/cooking/

【8月11日(土)17:00~20:30@横浜本牧】

・レモンクリームパスタ
・マスカルポーネのムース
・カプリ風チョコレートケーキ
・コーヒー

季節外れの更新となってしまったが…。
この日は、イタリア料理研究家の山内千夏先生をお招きした料理教室。初イタリア料理教室。
普段のベトナム料理教室では見かけることのない食材の数々↓

食材の一部



トマトは、甘みと酸味のバランスのとれたプチトマトを使用。玉ねぎやトマトに加えるのは白ワイン。コクとフルーティーさを加える。トマトは、しんなりと果肉の形がなくなるまでコトコト煮込むのがコツ!



パスタは、リッチョリを使用。あまり馴染みのないパスタの種類だが、くせ毛という意味で巻髪のような形が特徴。 パスタの形状からソースがよく絡む。なかなか市場に出回ることがないそうだが、EATALY JAPANで発見!(http://www.e-eataly.jp/products/brand_top.php?category_id=68)

夏の時期にぴったりなさわやかレモンクリームパスタ。クリームと聞くとどうしてもくどいイメージだが、このパスタは生クリームを一切使うことなく、サワークリームを使用。酸味を活かしたパスタでさらさらとしている。トマトやレモンの風味がさわやかさを引き立て、食欲のない時にもぴったり。逆にクリームパスタとして期待すると物足りなさを感じるくらいあっさりとしている。

この日作った2種のデザート


マスカルポーネのムース オレンジを添えて
デザートを作る時にまず気をつけたいのが温度やかき混ぜる強さ。簡単であっても意外とデリケート。材料そのものに温度差があるとすぐに分離してしまう。ムースを作るときに使用するマスカルポーネとレモン汁の温度管理は重要だ。私は、先生監修のもとまさかの失敗をした一人だ。苦笑

マスカルポーネはリコッタチーズのようにあっさりしていて、やわらかい酸味が特徴。生クリームやお砂糖を加えることでやさしい口どけのよいデザートへと早変わり。それに柑橘の香りを加えることでさらにさわやかさがアップ。

カプリ風チョコレートケーキ
南イタリアのカプリ島で生まれたケーキ。ケーキ誕生にまつわるエピソードなどレシピーだけでなく、料理の背景まで教えてくれる山内先生のスタイルが好き!

生地は、アーモンドパウダーをたっぷり使用しているため、香りとコクに溢れる味わい。バターは控えめだから、生地が重たくならずサクサクほろほろとした食感。くどさがなく、食べやすい。生クリームを添えるとしっとりなめらかな味わいになり、また違う食感とまろやかさが味わえる。

かわいらしいセッティング
普段のベトナム料理教室に通いながら、まったく違う料理を勉強できるのは非常にありがたい!先生同士の交流も盛んでいろんなお話を聞くことができる。アットホームな雰囲気が大好きでこれからもずっとずっと通いたい。11月には、特別講習でインド料理を企画しているとか。楽しみで仕方がない!

Bistro BeBe

Bistro BeBe

address: 横浜市中区元町3-136 宝田ビル1F

access: 元町中華街駅より徒歩5分

tel: 045-641-1033

open hours: lunch 11:30-15:30 (L.O.14:30)
                dinner 18:00-23:00 (L.O 22:00)

price: 4000-5000yen

website: http://bistro-bebe.sakura.ne.jp/index2.html


平日から贅沢にフレンチディナー:)高校の友達が連れていってくれたお店。
乾杯は、スパークリングワイン。日ごろのお仕事の疲れを癒す楽しい女子会デーになった♪ありがとう☆

本日のメニュー
その日のメニュー。コースは、2980円~、4500~、5800円(要予約)の3種類。値段はプラスにかかるが、複数の中から自分が好きなメニューが選べるのもこのコースの特徴。私たちは、2,980円からのコースを注文。基本のメニューでも十分美味しそうだったが、普段あまり食べないものを中心に選んでみた。

アミューズ:にんじんのムース、ジュレを添えて
にんじんの甘みとコクが存分に感じられる一品。クリーミーかつ濃厚なにんじんのムースを包みこむのは、あっさりとした味わいのジュレ。相反する食感や味わいながら喧嘩することなく、クリーミーさのあとにやってくるジュレのさわやかさが口直しの役割にもなる。アミューズにぴったりなかわいらしいサイズ。

前菜 7種盛り

左上から鶏や豚を使ったパテ。右上はタコのマリネ。左2段目は、きゅうりのクミン和え。右2段目は、穴子のトマトソース添え。左下は、マグロのカルパッチョ アンチョビソース添え、真ん中はエスカルゴのオーブン焼き、最後に右下はモッツァレラチーズのフライ バジルソース添え。お皿中央は、サラダ。

どれも一口サイズでいろんな味が楽しめるのが特徴。 鎌倉野菜などにこだわり、契約農家から直接取り寄せたという野菜の数々を堪能できるプレート。秋きゅうりはみずみずしく、一年で一番美味しいと教えてくれた。それを軽く塩もみして味を凝縮し、インド料理でよくつかわれる香り豊かなクミンで和える。 シンプルながら、斬新かつインパクト大な前菜だ。真ん中のサラダは、えぐみあるグリーン。合間に食べるのが良いかはわからないが、良い意味でそのえぐみが一つの味から次の味へと橋渡しになる。

スープ:バターナッツのポタージュ
かぼちゃにも似たうり科のバターナッツという野菜を使ったポタージュ。その名の通り、ネットリとバターのようだがかぼちゃほど重たくなく、甘さもか口に残るほどではない。味のベースは玉ねぎだろうかとなめらかさが加わってお腹に優しいスープに仕上がっていた。これは真似してみたい!

パスタ:ズワイガニのトマトソース
トマトソースは、生クリームも使用しているのだろうけど、くどくなく、一人で食べるにはこのくらいの量がちょうど良い。ズワイガニの身もたくさんではないが、ちゃんと食感として感じられ、香りも十分。個人的にはトマトソースもう少し酸味を引き出してもよかったかと。


ミルクパン

パンも焼き立てでテーブルに運んでくれるため、そのままでも十分美味しく食べれる。もちろんメインのお料理ととも食べるのもよし。

メインのお肉に合わせて赤ワイン
 チリ産のフルボディー赤ワイン。寒暖の激しい気候に揉まれて育ったぶどうを使って、作ったワインはその味もダイナミックで力強さを感じられる。独学でワインを勉強し始め、大体レストランに卸して3000円くらいだろうと予想。実際、市場で買うと1500円くらい。大体の読みは当たっていた。コストパフォーマンスもなかなか悪くない。香りは、非常に濃厚でフルーティー。半年ほどフレンチオークの樽で寝かせ熟成させているため、樽の香りも抜群。バニラやチョコレートのようなアロマチックの甘い香りとともに柔らかいタンニン。値段とブドウの種類ゆえだと思うが、最後の後味は少し丸みに欠け、角が残る。全体に味が散漫とする印象。力強さの中に丸みとなめらかさがあったら、より良いと思う。カルメネール種は、あまり馴染みがなかっただけにこれからどんどん開拓していきたい。

メイン: 黒豚バラ肉のカリホロ焼き バジルのソース
友達の頼んだメイン:黒豚バラ肉カリホロ焼き バジルのソース。お肉の下には、ドイツでいうザワクラウトのようなキャベツを発酵させて、蒸したもの。粒マスタードの酸味とバジルの香りがよくマッチ。お肉は、外側がカリっと焼き上げられ、中はほろっとほぐれが良い。お肉は低温でじっくりと焼き上げた後に2,3日置いて熟成させ、味を凝縮させたあとに再度周りをカリっと焼き上げたのだとか。手の込んだ一品。お肉を熟成させるために塩分が高めになっているのだろうけど、塩気が強いのが気になった。せっかくのキャペツの酸味やバジルの風味が台無しになってしまうから残念だ。

メイン:骨付仔羊のパリパリじゃがいも包み
仔羊のお肉は、非常に柔らかくジューシー。パリパリとしたじゃがいもが良いアクセント。赤ワインのソースは思ったよりあっさり。カリカリじゃがいもの衣のコクがソースとよくなじむ。くどさもなく、ちょうど良い量ではあるが、少々インパクトに欠ける一品だった。赤ワインのソースにベリー系の酸味あるソースを添えても面白いかも。


デザートプレート
 左からいちじくの白ワインコンポート。左上、チーズケーキ。右上、ミルクのブラマンジェにルバーブのシロップ漬けを添えて、マンゴーのシャーベット、クレープにカラメルと生姜ソースを添えて。

いちじくの白ワインコンポートは、甘さ控えめで柔らかいながらもいちじくの本来の食感、形を残し、上品に仕上がっていた。 チーズケーキは、口当たりなめらかで濃厚。酸味がちょうどよい。ミルクのブランマンジェは、濃厚なミルクプリンにルバーブというセロリにも似た赤い繊維質たっぷりの野菜のシロップ漬けをのせたもの。なんともめずらしい。シャキシャキとした食感としっとりとした濃厚のブリンによく合う。2つの食感が融合。マンゴーは残念ながら、アレルギー疑惑で食べれないのでもう一つのプレートにあったいちごのシャーベットを食べた。いちごの甘酸っぱさとベリーの芳醇の香りが良い。他より甘さの際立つシャーベットを食べた後は、ほろ苦いキャラメルソースとピリッと刺激あるしょうがソースのクレープを。口の中がまたガラっと雰囲気が変わる。決して多すぎず、主張しすぎないデザートの数々。一つのプレートでいろんな種類のスイーツが堪能できるのは、何だか得した気分。

コースに合わせて頼んだ飲み物は、乾杯のスパークリング、ロゼワイン、そして赤ワイン。コースとで6500円くらい。コストパフォーマンスは抜群!全体的に大満足な内容だった。店員さんも気さくに声をかけてくれ、サービスも行き届いている。これもお店を評価する上では、大事なポイントの一つ!フードアナリストの資格を取って、より感覚を研ぎ澄ませ、味に対して厳しく評価していくこともありだが、改めてサービスのありがたみを感じた。また行きたいお店リストに仲間入り♪