2012年3月8日木曜日

cafe Pensee

cafe Pensee

address: 神奈川県藤沢市鵠沼橘1-1-6 ネオヤマダビル2F
tel: 0466-23-5009
open hours: Mon-Thu       10:00-22:00
                 Fri, Sat         10:00-23:00
                 Sun, Holidays  10:00-21:00

closed: 第1、3火曜日
price: lunch -1000yen
        dinner 1000-2000yen

website: http://homepage2.nifty.com/PENSEE-INTOWN/

テーブルからパーテーション、ランプに至るまですべてが手作りのお店。2001年からギャラリーとしても公開し、一部お客さんにも貸し出しを行っている個性派カフェだ。昔ながらの喫茶店にタイムスリップしたかのような雰囲気は、寛げる落ち着いた空間。






ケーキ






インテリアは、木を基調としたものが多く、滑らかな曲線を描くものや丸みのあるもの、それぞれにオリジナルなテイストを醸し出しており、実に芸術的w


名物は、豊富な種類を誇るサンドイッチの数々。この日は、ラタトューユサンドを注文。
コールスロー付きで880円!これだけのボリュームでこのお値段だったら、申し分ない!あとは、肝心の味だけ:)






この溢れんばかりのサンドイッチの中身。ラタトューユ、サニーレタス、たまご、ウィンナー。ラタトューユ自体具だくさんで確認できるだけでもトマト、なす、ピーマン、玉ねぎとたくさんの野菜が一遍にとれてしまうのだ:)なすの染み具合は抜群!ピーマンのほどよいえぐみをトマトがうまく包みこみ、他の具とも相性が良い。決して、主張しすぎていないのが良い。脇役であろうたまごはまろやかさ、ウィンナーはスモークの香ばしさをプラス。とてもバランスの取れたサンドイッチだ。


サラダもパンが付いており、ボリューム満点だ。サラダだけだという人は、やはりサンドイッチやハヤシライスなどがおすすめ。



ここは、紅茶やコーヒーにもこだわっている。名前は失念したが、キャラメルマキアートのようなものを頼んだ。キャラメルが通常のキャラメルではなく、いわゆる砂糖を焦がしたカラメルをカップの底に流し込んだものだった。香りがよく、苦みがほどよいアクセントになる。大人な味わいだ。

コーヒーは、オールドビーンズを使用しているのだとか。
オールドビーンズとは、コーヒーの生豆を一定の温度と湿度の元1、2年置き、乾燥、熟成させたものをいう。水分の少ないオールドビーンズは、香りがとてもよく、酸味も少ない。甘みが増し、コクが旨みとなる。パンセでは、このオールドビーンズをフレンチロースト風(深めに焙煎)し、ネルドリップで抽出したヨーロピアンドリップを提供している。コーヒー好きにはたまらないこだわりだろう。








とにかく店内の至るところにオリジナルなインテリアや雑貨が置いてあり、雑多な感じもするが、決して飽きない。見渡すだけで楽しめる個性的なカフェ。のんびりと時間を忘れ、ローストされるコーヒーの香りを楽しみながら午後を過ごすのがおすすめ。ケーキも評判が良いということで次回はケーキを注文する予定。次回のお楽しみに♪

2012年3月5日月曜日

La Sicilia nascosta

シチリアの隠れ家 (La Sicilia nascosta)


address: 神奈川県横浜市西区高島2-10-25

tel: 045-451-5531

open hours: 
Weekdays Lunch 11:30~14:30(LO14:00) Dinner 17:00~23:00(LO22:00)
Sat/Holidays Lunch 11:30~15:30(LO15:00) Dinner 17:00~23:00(LO22:00)
Sunday        Lunch 11:30~15:30(LO15:00) Dinner 17:00~22:00(LO21:00)

closed: Monday

price: lunch  -1000yen
        dinner 3000-4000yen

website: http://www.sicilia-kakurega.com/


石釜で焼き上げる本格的ピッツアを堪能できる評判のピザ゙ハウス。オープンは、2010年12月と出来てから間もないお店だ。比較的新しいお店にも関わらず、お昼時はお客さんで一杯。この日もカウンター以外は、すべて満席。横浜駅東口を出て、そごうの反対側に渡り、桜木町方面に歩いていき、右に入る細い路地裏に佇む。明るい日照明やオススメのメニューが壁に掲げられ、清潔感ある店内。



にごって見えないのが残念
前菜のスープは、シンプルなコンソメスープにベーコン、たまねぎやグリーンピース。薄味でベーコンの塩気やたまねぎ、グリーンピースの甘みが活きてる。こういうシンプルなスープは、どこか家庭的でほっとする。




ピッツアは、店内奥に見える石釜で焼いているとあって、本格的。ランチのピッツアは小ぶりながらも生地、具材に一切妥協はない。トッピングは、なすとベーコンとアンチョビ。アンチョビのコクと塩気がなすの甘みを引き出し、ベーコンの香りが味に深みを出す。トマトソースには、酸味がほどよく、にんにくも効いてて、食欲をそそるとても良い組み合わせだ。ただ、少し塩気が強いように感じた。


パスタの名前は、失念。小エビとパジルのパスタだったと思う。えびのぷりっとした食感にバジルの芳醇な香りがよくマッチ。シンプルながらも食材それぞれが主張していて、なかなか。ここもまた塩気が若干強い。どうしても塩気のある料理ばかりなんだろうけど、もう少し控えても良いかなと個人的に思った。

感動するほどではなかったが、コストパフォーマンスを考えればちょうど良いだろう。スープ・ソフトドリンクがついて750円から850円とかなりリーズナブル。他のメニュ-も試してみて、じっくり評価したいお店だ。路地裏に佇むまさに隠れ家という名前にふさわしいお店。私の秘密基地w


2012年3月4日日曜日

小田原おでん本店

小田原おでん本店

address: 神奈川県小田原市浜町3-11-30
tel: 0465-20-0320
open hours: Mon-Thu 16:00-22:00
Sat, Sun, 12:00-22:00
closed: open yearly
price: lunch 1000-2000yen
        dinner 3000-4000yen

2012年2月22日 フジテレビ 「おじゃマップ」で放送!!



小田原駅から徒歩20分。海岸方面に歩いていくと、老舗の練物屋さんが軒を連ねる中、一軒のおでん屋さん。住宅街の中にひっそりと佇む一軒の日本家屋。名物小田原提灯を掲げてお出迎え。小田原は、練り物で有名だと知っていたが、小田原おでん自体は初めて。連日、メディアに取り上げられてるため、入れないかと思いきや、平日だったため幸い入れた。






通されたのは、カウンター席。 木や漆喰を基調とした店内は、どこか落ち着いた雰囲気。間接照明に照らされたカウンターと木のぬくもり。おでん種を目の前で器に移す様子が見れる、まさに特等席のカウンター。






よく見ると寄木細工の箸置き。おでん種も地元の練り物を使うというこだわり、インテリアや道具一つ一つを見ても地元愛を大切にしているんだと思った。好印象。

お通し:いんげんのごま和え
ごまの風味と食感を大切にしているのだろう。非常にごまごましていて、風味も良い。いんげんはみずみずしく、しゃきしゃきとした食感。甘くもなく、しょっぱくもごく自然の味付け。シンプルだけど、手の込んだ一品だ。

特製胡麻ソースで食べるサラダ
しっとりとした胡麻ソースは、胡麻和え同様にごまごましていて香りがとても良い。シャキシャキとしたもやしや胡瓜に旨みをプラスするささみ。和風棒々鶏と言ったところか。トマトの酸味が胡麻の甘みを引き立てる。やさしい味でいくらでも食べれてしまう美味しさ。

鯵の押し寿司

相模湾の鯵は、水の流れの激しい環境で育っているため身が引き締まり、脂の乗りも最高と評判!それを押し寿司にしたのだから、まずいわけがないと期待して頼んだ。少し残念。というのも、鯵の身がすごく薄くて、鯵の風味が他の食材に若干負けていたからだ。

間には、ゆかりと大葉。上にはとろろ。ゆかりと大葉のさわやかな香りが食欲をそそる。決してそれぞれが主張しすぎず、バランスは取れているのだが、メインである鯵の風味が思ったより隠れてしまったため。それこそ少しインパクトに欠けていた。コストの問題もあるのだろうけど、せっかく脂の乗った鯵なのだから、もっと分厚くしてほしい!

おでんのつけだれ 左から梅だれ、わさび醤油、からし
おでんにつけだれがあるのもこの小田原おでんならでは。

左からもう一つの名物。曽我の梅を使った梅だれ。かつおの風味が効いていて、香り、味ともにおでんに一味違うアクセントを加える。

わさび醤油は、グッチ裕三も絶賛のわさびの辛みが立つインパクトあるたれ。生わさびの茎を使って、独自にアレンジしているんだとか。鼻に抜けるつ~んとした辛みと香りがたまらない!

からしは、定番だがここもわさびとは一味違う風味。辛みはわさびほどないが、ぼやっとしたおでんの味を引き締める。


だいこん、鯵のちくわ、えびのさつま揚げ、白はんぺん、柚子のつみれ

特に印象に残ったものだけ、書き記そうと思う。

鯵のちくわは、しょうがの風味が利いてて、あとから追う鯵の香りが旨みを加える。
白はんぺんは、ぷりっとした食感。今まで食べたことのないはんぺん。
柚子のつみれは、柚子のさわやかな香りがおでんのかつお出汁にぴったり。


きんめのなると、厚揚げ、つみれ、筋ぼこ、地鶏
きんめのなると、珍しい。ただ魚本来の甘さではない、甘さがちょっと気になった。
地鶏のつくねは、回りが香ばしく、中はトローっとした食感。出汁をよく吸っていて、さらに風味を増す。



小田原おでんは、14軒もの老舗練り物屋さんに支えられて成り立っているのだ。それぞれのこだわり抜いた練り物を1つずつ選んで、卸しているのだ。小田原の豊富な海の幸、山の幸を一つのお鍋に凝縮して提供ができるのは、地元の商店や農家の協力と支援があるからこそ。「地産地消」の精神は、昔から受け継がれているのだ。

たまご



おでんと言えば、たまごとだいこんというくらい。これは欠かせない!よく染みていておいしい!

変わりおでん:ねぎ塩焼き豆腐
焼き豆腐にたっぷりの葱とごま油の風味。
かつお出汁の利いた焼き豆腐は、しっとりとしていて、香ばしい。木綿だが、ふわっとしていて、出汁もよく吸っている。変わりおでんではあるが、想像できるような味。

もう少し工夫したおでん種もほしいものだ。
やっぱり老舗こなからには及ばない!また系統が違うが、こなからは自家製の変わり種が多く、はっと驚かされるおでんが楽しみでもあるのだ。参考までに:http://ochazukedaisuki.blogspot.com/2011/01/blog-post.html

季節の野菜おでん
これらの野菜も全部地元の一軒の農家の協力のもと提供している。
トマトのそばには、表面の焦げた厚切りベーコン。自家製のスモークを利かせたベーコンが良い出汁になる。桜チップの香ばしい香りに包まれた野菜はどれも甘みが際立つ。一つ一つの味がしっかりとしていて、特ににんじんはニンジン独特の土臭さが良い。昔ながらのニンジンだ。トマトは、酸味が強めだが、この酸味がかつお出汁を引き締め、さらにスモークされたベーコンに合う!ベーコンの脂は、トロ~と出汁に溶け出しているが、決してくどくない。スモークされる段階で余分な脂が落とされているからだろう。それぞれの野菜は、絶妙の火の通り加減。どれ一つ煮崩れすることもなく、野菜本来の味が活きているのだ。 締めには、ちょうど良い:)


外は、すっかり暗く、暗闇の中佇む粋な日本家屋を写真に納め、満足。
地元を大切にしているお店の精神が十二分に伝わる食材使い。気に入った。ここはここの魅力がある。また、新たに美味しいお店を発見できたのだ:)