2011年6月25日土曜日

STYLE CAFE

STYLE CAFE

神奈川県鎌倉市大船1-5-4
tel: 0467-50-0705

open hours: 11:00-24:00

website: http://style.kumo.cc/

シンプルな看板
この手作り感満載のボードとメニュー写真♪
今や、ラテアートと言えば、誰も知っていて、大抵どのカフェでも味わえるものとなった。そのラテアートを競う大会さえあるほどだ。大船初のデザインカフェアートのお店は、ここSTYLE CAFE。偶然、ホームページをみかけ、素朴でおしゃれな感じの店内が掲載されていて、興味を持ったのが訪れたきっかけ。

店内は、非常にこじんまりとしていて、1階はカウンター席、2階のテーブル席もわずか24席。そのインテリアは、他にない、壁紙は黄緑を基調としたモダンなテーストだ。


可愛らしい雑貨の数々
ランチメニューは、シンプルに2種類。手作りのランチメニューが可愛らしい♪


この日は、友達と2人で行って1つずつ頼み、味見し合った。

トロトロポークカレ

お魚のゆずこしょうマヨネーズ焼き
セットのスープ だいこんとあおさのスープ
ランチメニューは、サラダとスープとドリンクが付いて950円。かなりお得なお値段だ。
肝心な味だが、まずまずと言ったところ。

トロトロポークカレーは、トロトロに茹でた豚バラ肉をシンプルにもカレーに乗せたもの。カレーは、さらさらとしていたが、野菜の煮込んだコクのある味付けだった。いわゆる素朴で家庭的な味。特別、何かが際立って美味しいという感じではないが、慣れ親しんだ味に近い。

魚は、いわゆる銀だらにマヨネーズとゆずこしょうを乗せて、ホイル焼きしたような一品。銀だらは、もともと淡白な魚で少し臭う。臭いゆえ少し濃い味付けに仕上げるのが普通だ。味の濃さは、申し分ないのだが、マヨネーズが主張しすぎてゆずの香りが負けていたような気がした。そのためか魚の独特な臭みが残っていて、残念だった。調理の仕方によっては、ゆずこしょうを主体にすれば、臭みも消せたかも。

おしゃれでモダンな店内。いまひとつインパクトに欠ける料理だった。せっかくモダンなインテリアでかつラテアートを売りにしているのだから、それに見合う少し凝ったお料理を提供してほしい。これもお店を切り盛りする上での重要なポイントだと思う。店内の雰囲気、客層、そしてメニューのバランスが大事。

この日は、ランチでお腹がいっぱいになり、肝心のラテアートやデザート類が食べれなかった。次は、ここの看板商品でしっかりと評価したい。

2011年6月22日水曜日

Madame Shinco

バームクーヘン・マダムブリュレ

【Madame Shinco 箕面本店】
〒562-0033 大阪府箕面市今宮4-10-44
tel: 072-749-4538
fax: 072-749-4540
open hours: 10:00-20:00
closed on: tuesday

http://www.cowcowfoodsystem.com/

ここのイチオシ商品は、マダムシンコ会長が開発したバームクーヘンだ。最近では、テレビに多く紹介されるなどヒット商品として有名だが、その味はどんなものだろうかと1つ購入。
結果から申し上げると、残念としか言いようがない。

以下、今期最高の辛口のメントを繰り広げてみる・・・苦笑
パッケージも度派手なアニマル柄とホットピンク。1つ 1470円
今夜(6月21日)のTBSの「紳助社長のプロデュース大作戦!」という番組でも取り上げられていたが、マダムシンコがプロデュースしたバームクーヘン マダムブリュレは、日本全国各地から絶大な支持を得ている。その作る過程がテレビで堂々と公開されていたのだ。

その手順とは、まずふわふわのバームクーヘンを焼き、その後、たっぷりのメープルシロップに浸す。最後に、表面にフランス産赤砂糖(カソナード)を付け、バーナーで炙るという手の込んだ品に仕上がっている。まず、この大胆な発想はマダムならではないだろうか。今までに見たことも想像したこともない、味わったこともないバームクーヘンが出来上がった。

その正体がこれ!
一瞬、これはバームクーヘンか?と疑うほど、奇抜でいかにも甘そうな香りが漂ってくる。切り分けるバームクーヘンの層にまでメープルシロップが浸透しているのがわかる。

中心部に向かって、メープルシロップとカラメルが浸透しているのがわかる

【評価 ★★☆☆☆ 2.0 / 5.0】

驚くのは冷凍すれば1ヶ月も保存が可能という事実だ!まず、これを聞いて思ったのが、よっぽど砂糖を使用しているから保存が可能なんだろうと。そして、バームクーヘンはふわふわの生地が命とも言えるのに、それを大胆に凍らせてしまうとは・・・常識破り。そもそも生地の表面はカラメルがシャリシャリと食感を残すほど、砂糖を使用している。また、メープルシロップに浸すことで生地はしっとりどころかベタベタしている。その上に冷凍したら、生地は堅くなり、台無しにならないのだろうか。試したことはないから何とも言えないのだが、冷蔵庫に入れただけで堅くなり、キャラメル部分は逆に解けてベチョベチョになったのは確かだ。品質の管理として、まずありえない・・・。

私の中でのバームクーヘンとは、上品な甘さで紅茶などと一緒に楽しむお菓子。そういう意味では、パッケージからしてマダムらしい度派手な作りと色。バームクーヘンも同じだ。この舌に残るほど甘さとくどさは、上品さに欠ける。いくら新しい発想で他にはないとは言え、私は好きになれなかった。このバームクーヘンは、甘さが強いだけに濃いコーヒーのほうが合うかもしれない。エスプレッソのような濃いコーヒーにキャラメルやメープルの香ばしい香りと甘さがコーヒーに加わり、また違った味を演出するだろう。
  
テレビに出ているからと言って、必ずしも美味しいものではないし、自分の好みのものを探すのは至難の業。やはり、これは地道に一つ一つ試さないとだめなんだなと痛感。

もうこの商品は口にしないでしょう・・・汗

2011年6月21日火曜日

村上重本店

村上重本店

京都市下京区西木屋四条下る船頭町190

tel: 075-351-1737
fax: 0120-36-0871 / 075-365-0871

open hours: weekdays            9:00~19:00
                sat, sun, holidays 9:00~19:30

closed during New Years (1/1-1/3)

website: http://www.murakamijyuhonten.co.jp/

picture from 村上重本店 HP (http://www.murakamijyuhonten.co.jp/) 

picture from 食べログ (http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260201/26007678/dtlphotolst/P6942326/?ityp=3)

ここの千枚漬けは、味も値段も別格だ。昔、母が日経新聞(?)に出ているのを目にして訪れたのがきっかけで、漬物と言えば、家は決まってここ!以前は、京都の本店しかなく、父の実家の兵庫県に帰る際に必ずと言って通っていた。今は、高島屋や物産店での購入、通販でも頼むことが出来る。ずいぶんと便利になったものだ。

村上重の歴史は古く、その創業は天保3年(1832年)。

「野菜本来の味を大切にし、持味を引き出すような漬け込み技法をかたくなに守っております。」(http://www.japan-kyoto.net/meisanhin/syoku/murakamijuhonten.htm)。また、季節ごとの旬の食材を用い、季節感をとっても大切にしているお店だ。そして、保存料、添加物は一切使用していない。味に一切の妥協を許さない。旬のお漬物は、その季節限定でしか食べれないため、我が家ではその季節季節で楽しみにしているものがたくさんある。

今回は、直近で購入したお漬物3点を紹介。その他に季節物でおすすめのものを2つ紹介。

左から胡瓜のしば漬、えりんぎの山椒煮、小茄子のからし漬
ここのしば漬けは、我が家の定番。酸味と塩加減が絶妙のバランス生み出している。胡瓜のパリッとした食感が酸味と紫蘇の風味にアクセントを与える。もちろんお茶漬けで食べるのも良しだが、白身魚の煮付けと合わせてもまた一味違う食感と味が味わえて、大好き★
  
佃煮と言えば、大概甘いというイメージが強いのだが、ここのはどちらかというと辛口だ。このエリンギの山椒煮は、醤油がベースで素材本来の味を最大限に活かしたシンプルな味付けが特徴。山椒のピリッとしびれる、さわやかな風味が加わり、さらに味が引き締まる。エリンギそのものは、分厚く切ってあり、その歯ごたえも楽しみの一つだ。分厚く切りながらも、味は、中まで染み込み、噛み締めるごとにそのシャキシャキとした食感とじんわり奥から醤油と山椒の豊かな香りが何とも言えない。決して、薄味ではないのでお茶漬けで食べるのがおすすめ♪

小茄子のからし漬けは、大人の味。からしの鼻に抜ける辛さとこなすのカリッした食感とみずみずしさ。鼻に抜けるこの辛さは何ともいえないほど辛いのだが、これが病みつきになる。

picture by 食べログ(http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260201/26007678/dtlphotolst/P1201050/?ityp=1)
 村上重の千枚漬けは、味も値段も別格と言ったが、まさにその通り。冬の限定商品だ。100g630円と決して安いものではない。一回の購入で千枚漬けだけでゆうに1000円は越えるのが当たり前だ。その味だが、他の市販のものを食べ慣れた人にとっては、衝撃かもしれない。味付けは、昆布と塩のみとシンプル。千枚漬けというと甘いか酸っぱいかどちらかが思い浮かぶだろうけど、ここのは違う。漬物自体が昆布の粘りに覆われるほどしっかりとした昆布の風味と絶妙な塩加減。味に申し分なし。我が家では、必ずお醤油をちとアクセントに垂らし、お茶漬けで頂く。20数年間生きてきて、ここに優るほどの千枚漬けは見たことがない。それくらい自信を持って、おすすめ出来る品の一つ!

もう一つは、この夏限定の瓜の昆布漬け。これも千枚漬け同様に味付けは塩と昆布のみ。瓜のパリパリとした食感と昆布の粘りは、夏バテした身体にぴったり。あっさりとしていて、塩気も多少あるし、その風味はさわやか。我が家にとっては、これから来るであろう暑い夏を乗り切るための必需品だ。

季節問わず色んなものが食べれるようになった現代。利便性を追求した生活もいいが、こうやってそれぞれの季節がやって来ないと食べれない品を待つのも一つの楽しみである。食材本来の味で勝負し、味に余計なものを加えずにシンプルかつ古風な考え方がここの魅力と言えよう。創業から約180年が経った今、これからも変わらずこの伝統の味を守り続け、ずっと伝えていってほしい。野菜を漬物にしても、これだけ野菜それぞれの味があって、美味しいものだと。少なくとも私は、ずっとこの考えに同調していきたいし、これからもここの漬物を食べ続ける。

2011年6月19日日曜日

段葛 こ寿々

段葛 こ寿々

神奈川県鎌倉市小町2-13-4
JR 鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ徒歩10分

0467-25-6210

open hours: 11:30-18:30
closed on: monday

website: http://www.kamakuratoday.com/meiten/kosuzu.html

情緒溢れる店入り口
別の角度から
鶴岡八幡宮のすぐそばに建つ言わずと知れたお店、段葛こ寿々。わらび餅と手打ちそばに定評のあるお店だ。大通りに面した場所に一軒の古き良き日本の古民家が建つ。情緒あふれる外観がさらに客を引き寄せる。
昔ながらの一軒家

外が気になる坊や笑
土日、紫陽花の見ごろの時期とあって、店内は大賑わい。おおよそ1時間並び、ようやく入れた店内は薄暗く、古民家ならではの雰囲気が漂う。

こじんまりとした店内
名物 こ寿々そば 1050円
 頼んだのは、名物のこ寿々そば。冷たいそばに大葉、三つ葉、海苔、天かす、大根おろしの5種の薬味が掛かっている。別につゆ、ねぎ、わさびが付いてくる。

そばを食べる上で大事なのは、以前の投稿 (艸楽庵)でも紹介したようにつや、喉越し、香りが大事と言った。今回は、ざるそばではなかったので、そばそのものを味を見極めるのは難しい。しかし、堂々と手打ちそばを看板メニューとして出しているのだから自信があるのだろうと思い、何も付けず、そばを食べてみた。

その感想は、艸楽庵ほどではなかった。喉越し、コシ、つやはいいのだが、そば本来の香りが足りない。ましてやこれだけの薬味を乗せているのだから、完全に負けてしまっている。そば自体は大したことがないのだが、薬味の香りを楽しむ分にはとても美味しく頂ける。それだけにもうちょっとそばにこだわってほしい。おしい!笑
薬味は、天かすのコク、大葉、三つ葉のさわやかさ、海苔の風味、そして大根おろしの辛味。この香りがすべて合わさり、どれ一つと負けることなくうまく調和しているのだから、びっくり。強いて言えば、少し三つ葉が優っているだろうか。でも気になるほどではない。別に盛ってあるねぎとわさびを加えることでまた違ったアクセントを生み出す!これは、これとして美味しかった。つゆは、かつおがよく利いたしょうゆベースで甘くない辛口のつゆだった。具材全体を引き締める役割りを果たしていたと思う。つゆに関しては、申し分ない。逆に甘いつゆ場合、具材の味全体があやふやになっているだろう。

デザートは、手打ちそば以上に押しているわらび餅。こちらのほうが定評がある。だから、頼まずにはいられなかった。

わらび餅 525円
  一口食べて、その食感に驚いた。この弾力といい、粘り気。今までに食べたことのない食感だ。黒蜜は、決して甘すぎず、コクがあっさりとしたわらび餅を包み込む。ここのわらび餅を食べたら、他のお店が食べられないかもしれないというほど。食感で楽しみ、しっかりとしたコクにきな粉の香り。絶妙なバランスとタッチ。

これは、お土産決定!家族の分を一箱購入。鎌倉に立ち寄った際には、ぜひここのわらび餅をお試しあれ。このわらび餅は、期待を裏切らない!

インドカレー 中村屋

インドカレー 中村屋(Indian Curry Nakamura-Ya)
横浜そごう店
神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜10F
 045-465-5934

本店 新宿
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-26-13
03-3352-6161(代表) FAX:03-3226-7959
website: http://www.nakamuraya.co.jp/restaurant/store01.html
price: lunch/dinner 1000yen-2000yen

店外外観

美味しそうなカレーが並ぶ
レトロ調の清潔感ある店内
メニュー
春限定メニュー
チーズとチキンのハーブカリーセット

以下、少々辛口なコメントなので注意!笑

頼んだチーズとチキンのハーブカリーは想像していたものとは、少し違うものが出て来た。というのも(私の舌が間違っていなければだが・・・)ココナッツ風味のカレーだったからだ。香辛料が効いている中村屋のカレーにしては珍しい。まるでタイカレーを食べているようだった。トマトの酸味とチーズのコク、まろやかさココナッツの風味がうまく調和し、その中でも香辛料のスパイスがほんのり。イメージとは違ったが、味はまずまずと言ったところ。

中村屋のカレーと言えば、香辛料をたっぷり使い、コクのあるスパイシーなカレーが特徴。
新宿中村屋の本店に行った事はあるが、横浜支店は今回が初めて。今や中村屋は、レトルトカレーが市場に出回るほど有名になった。中村屋一押しのチキンカレーは、具材隅々までこだわり、香辛料の利いた一品。レトルトでも本格的なインドカレーが味わえるようになった。だからこそ、少し珍しいものを食べたいと思ってチーズとチキンのハーブカレーだったが、あまり冒険するんじゃなかったと思った。日本人好みの味に改良しているのか、欧風寄りにしているのか・・・時代の流れに乗るも良いが、伝統の味を変えないでほしいし、道反れないでほしい!!

だんだんと白熱!以下↓いつもの辛口コメント炸裂!笑

ここまで言うのも、最近また新たな商品でレトルトカレーを出した中村屋。成城石井とのコラボだ!高級スーパーの成城石井と中村屋のカレー、これは期待できると思ったのだが、大はずれ。これが欧風カレーに限りなく近かったからだ。

写真 成城石井HP よりhttp://www.seijoishii.com/d/57639

●名称:カレー
●原材料名:野菜・果実(トマト、りんご、玉ねぎ、にんじん、にんにく、しょうが)、鶏肉、クリーム、カシューナッツペースト、砂 糖、食用油脂(なたね油、ラード)、トマトペースト、カレー粉、脱脂粉乳、チキンブイヨン、食塩、バター、香辛料、果調味料、でん粉、トレハロース、調味 料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、パプリカ色素、香料、(原材料の一部に小麦、大豆を含む)
●内容量:200g
●1箱 350円

  国産の生クリームとバターをたっぷり使用したもの。これだけで味の想像も大体ついたのだが、新商品だし、試してみねばと試食。案の定、甘い・・・。しかも、コクが増すと言っているバターがくどい。ここでもトマトの酸味があまり感じられない。そして、極めつけは香辛料の香りはどこに行ったのだろうかというほど、マイルドで素っ気無いカレーだった。完全に失敗・・・。子供受けはしそうだけど・・・。あまりにひどすぎる!

 確かに中村屋のカレーは、一般的なカレーとは違い、辛いし、香辛料も強い!美味しい、まずいと評価をする以前に好きか嫌いかの好みの問題が出てくる。私は、どちらかというと本格派が好きだし、中村屋はそれを売りにしてきたのだから、軸をぶらさないでほしい!何でもそうだが、素材を活かし、シンプルかつオーソドックスの方が案外受けたりする。何もおしゃれする必要ない。だから、私はこれからもチキンカレーを食べるとしようー。だって、あの辛さと香辛料の風味がクセになるのだから。
enough said for tonight:)